個人的な備忘録。

多分、お笑いとかの話を書きます。

秋が終われば私もいない。

 

昨日行った、『ラブレターズコントライブ「秋が終われば私もいない」』のメモなど。

 

ハロウィーンでにぎわう渋谷の街を人並みかき分け行った甲斐のある、充実したコントライブでした。

 

年だけをただ取ってきたため、記憶力が著しく減ってきているので、コントの順番すらあやふやであることをお許しください。

 

いずれYouTubeの公式チャンネルに上がるかもしれないので、大胆なネタバレは避けます。だからすごく短いんですけど、ご容赦願います。あくまで個人的なメモです。

 

 

コントの名前はテキトーです。ラブレターズのコントタイトルは特徴的で面白いなぁと思います。いつも溜口さんがつけてらっしゃるとか。ネタ作りは塚本さん、タイトル付けは溜口さんの分業制だったと思います。「秋が終われば私もいない」も何とも言えない気持ち悪さがあって良い。

 

 

舞台上には、60分ライブのように、溜口さんのご自宅から持ってきたムロツヨシ氏のお下がり(だったかな?)のテレビが真ん中に。いつも通りストップウォッチを表示させて、ライブスタート。しかし、60分ライブとは異なり、1本コントを披露した後のオープニングトークで抽選箱を使い、ライブの時間を決めていました。溜口さんが引いた時間は「70分」。そして、70分0秒~70分59秒で終われなければ、自腹で来場客に年賀状を書くことに。塚本さんが深夜に決めた罰ゲームとのことでした。コストを計算して「1万円!」と嘆く溜口さんが面白かった。

 

そもそもの話、「60分ライブをやるならきっちり60分で終わらせなさい」と指令を出したらしいASH&Dコーポレーションの社長さんはすごいですよね。いくら小さな事務所とは言っても、ちゃんと若手を見に来ているのが優しいなぁ。

 

 

 

  • そば屋

タメ・クルーズ。前日に髪を切ったせいでいつもよりトム・クルーズ成分が少な目でした。舞監さんに「おまえ、サングラスだけじゃねえか!」と言われたとか。音声使うから外ライブではやりづらそうです。溜口さんの英語がテキトーすぎて、そこが逆に面白かったです。

 

 

  • 大型犬

変態と変態が出会った結果、片方が普通の人(ツッコミ)になってしまうパターンのコント。コントを見るときに、同じ服を着ていても小道具が違ければ別人と認識する、お笑いファンに向けたパートが最初の笑いのとっかかりだから、勘の鈍い人にはわかりにくいかもしれないと思った。ご老人とか。溜口さんの変な人役は笑えるときと恐ろしいときがあります。あの犬どこかで見たなぁと思ったら、「スプリットボーイ&ストライクガール」の景品だった。

 

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茶店で仕事の面接をする男女のコント。何の面接なのか、その職業を明言しない思わせぶりなフリのシーンがいくらでも見ていられると思うのは、ラブレターズが二人とも役者として上手だからなんだろう。溜口さんは言わずもがな、塚本さんも細かい仕草まで徹底していて、バラシが来るまでの間中、ひたすら感嘆してしまった。そのバラシの後の展開もきちんと面白かった。ただオチまでの畳み掛けは弱く、最後の塚本さんの脱ぎ(そういう意味ではなく)は必要だったのか疑問。喫茶店の外側の世界は無くてもいいのになぁと感じた。あったとしても、だらだらと台詞をキャッチボールするよりは、1本目「そば屋」のようにズバッと一言で落とすのもアリなのでは。そうそう、溜口さんのような飲み方をしていた人、自分の周りでは一人もいませんでした。

 

 

 

  • 机上旅行部

廃部寸前の机上旅行部。その部活紹介に新入生がやってくるというネタ。こういう、陰の方向で話の通じない人が出てくるコントを見ると、どうしてもラーメンズの「器用で不器用な男と不器用で器用な男の話」が頭をかすめる。ちなみに2本目「大型犬」では陽の方向で話の通じない人が出てきていましたが。そんなに珍しい設定でもない(話の通じない人が出てくる設定)けど、ラーメンズっぽさを感じてしまったのはやっぱりその演技力の高さだと思うんだよなぁ。この二人が仲良くなれたとしたら、ラーメンズのコントのような掛け合いになりそう。まぁその雰囲気を感じつつも笑えたのは、ワードセンスとテンポの良さがあったからかな。オチは少し唐突に感じたけど、面白かったです。

 

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  • 小林くん

親子と小林くんのお話。席の並びも相まって、鬼ヶ島の「大好きなお母さん」をチラッと思い出した。ラブレターズだと「Stuffed Toy Story」を思わせるような設定。全然違うんですけどね。このコンビはどちらも親と子をやれるのがいいですよね。同じ事務所のザ・ギースあたりだとそれが難しそうなので。「疲れた」という台詞の転じ方が良かったと思いました。

 

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  • マジック

最後の1本はいい話。付き合って5周年のマジシャンと彼女が登場するネタです。マジックを扱うネタって、ネタとしての面白さよりもマジックのすごさが勝ったりすることがあるんですが、これはそうはなりませんでした。何より、いい話ですし。幕間映像で塚本さんの変なダンス(「いい波乗ってんね~」という曲に合わせて)を見ていたので、相対的にこのコントでのフォーマルな格好がやけにかっこよく見えた。このコントの後、塚本さんが行う口から物を出すマジックに対して、溜口さんが「気持ち悪い!」と軽く怒っていました。私は潔癖症ではありませんが、口から出てきたものを持たされるのは、すごく嫌です。

 

 

 

内容がほとんどない。何か思い出したら追記していきます。

 

ところで、このライブは結局70分に1分30秒ほど足らず、ラブレターズから来場者に自腹で年賀状を出すことになったのですが。個人的に、こういうのは嬉しさ半分、申し訳なさ半分だなぁと思います。「年賀状をもらえる」のは嬉しいのですが、「自腹を切らせる」申し訳なさがどうしてもあります。面白いライブだから見に行っているのもありますが、当然そこに出ている芸人はこちらからすると応援している相手なので、なるべく儲かっていて欲しいというか、芸事で食えていて欲しいというか・・・。せめて、往復はがきを送ってそこに年始の挨拶を書いていただいて、金銭の負担なく、字を書くこととポストに投函してもらうことだけやってもらうみたいな。何ならグッズとして年賀状を売ってくれたって、買う人は買うんじゃないですかね。そこが少しひっかかりました。

 

でもまぁコントは6本とも面白かったし、ラジオの仕事も始まるので、これからも頑張って欲しいです。

 

 

ラブレターズYouTube公式チャンネルはこちらです。

 

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個人的には、さらば青春の光無き後、キングオブコントを獲れるのはラブレターズしかいない!と思っています。わかんないけど・・・。